企業で人事担当をしていますが、中国進出にあたり基礎知識習得に購入しました。上海出張中に日本人向け本屋さんで見つけ、帰国後購入しました。
中国の労働法のアウトラインがコンパクトにまとめられており、入門書として有用と感じました。
日本との違いを分かりやすく解説してくれており、「中国ではこういうことが労務問題になるのか…」と感慨深く思いました。
たとえば、中国にはフレックスタイム制度はないこと、時間外手当ての割増率が最大300%であること、雇用契約は固定期間制度だけど契約更新2回または勤続10年以上は無期限雇用になること…などです。
また、労働契約法実施後2年しか経過していないこともあり、法律の解釈や実際の運用については、行政区によって異なることも分かり助かりました。
なお、本書は主に労働契約法の解説がメインですが、欲を言えば、中国における人事労務管理(採用、人事制度、賃金制度、労働組合、福利厚生など)の基本的な仕組みや実情についても説明があるとよかったと思いました。
たとえば、どのような人事制度・賃金制度をとっている企業が多いのかとか、労働組合についてどのような対応をしているか、などです。