赤ちゃんから思春期にかけての子育てに関して、よくありそうな質問に河合先生が応える形式で構成されています。河合先生らしく質問に対して「それに対してはこうすべき」調の答えではなく、最終的には読者(親)が考え、判断する答え方になっています。
一貫して言われていることは、「逃げないこと」「親が自分をしっかり持つこと」、そして「大きく構えること」。それがあれば子どもは変なことにはならないし、もし何かが起こっても、より良い方向へ向かっていく機会になり得るということでした。
例えや実例も交えて語ってくれているので、言われていることは非常に参考になります。一方で、基本的なことなのに実行することは非常に難しいことばかり。どうしても「時間がない」とかいって逃げてしまいそう・・・。
本の構成は一つ一つの質問ごとに章立てになっているので非常に読みやすく、48章もそれほど多いとは感じません。子どもに関して痛ましい事件が多い今こそ、広く読まれることを期待してしまう一冊でした。