本書は学習を通じてコーディングの良い悪いを体験しながら、安全で高品質のプログラミング技術が習得できるようになっています。
本書と『ハッカーのたのしみ』(星雲社)を学習することでバグのない芸術的で優れたプログラミング技術が身に付きます。
◎CD-ROM付き
【本書より抜粋】
本書は、教科書ではない。わざわざ、そのために書く気はなかった。すでに、コンピュータのセキュリティに関する素晴らしい(およびそれほどでもない)本が数多くあり、ハッカーの狙いとそれを阻止する方法が詳細に説明されているからである。ただ、題材を順序立てて述べるように努めたので、始めから終わりまで進行する形で教科書のように読むことはできる。
本書は二部に分かれている。第1部が出題編で、第2部がその解決編である。さらに、各部は7つの章に分かれていて、それぞれが暗号解読問題やWeb問題、コーディング問題などとなっている。問題は、難易度の順番に配置した。つまり、最も簡単な問題が最初に、最も難しい問題が最後に来るようにしたつもりである。しかし、これは全く相対的である。というのも、ある人には容易に思えることが、別の人には、困り果てるくらい複雑に見える場合があるからだ。本書に出てくるパズルの多くは、それよりも前に出題されたパズルに基づいているので、やはり、始めから終わりまで順に読むのがよいだろう。
しかし、拾い読みしたとしても、十分得るところはあるはずである。パズル(puzzle)という概念が、問題(problem)の概念とは違うことは認識しているが、本書では、互換的に使用して、同じ文脈でどちらの言葉も用いている。ハッカーの世界では、これら2つの概念の区別がぼんやりしていて、混じり合っている。白状するが、本書を書く気になったのは、自分の著作第1号をおもしろくて勉強になるものにするだけでなく、この分野の他の文献より抜きん出たものにしたいという野心からだった。それが達成できたかどうかは、読者である皆さんにお任せする。
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