最近、セカチューに代表されるように純愛ブームと言われていますが、僕の中のホントの純愛はこのピュアソウルです。この作品が放映されていたのは今の純愛ブームがくるかなり前です。僕は最初、そのクールの連ドラでこれ以外にあまり面白そうなのがなかったので、何も見ないっていうのもつまらないので、試しに1話だけでも見てみるか程度の思いでこのドラマを見始めました。すると、ものの見事にハマッてしまい、最終回までずっと見続けてしまいました。永作博美の独特の透明感、緒方直人の素晴らしい演技、そして、娘のひまわりに母から手紙を読み聞かせるといった形式で進んでいく物語構成、見ている内にだんだんと物語の中に引き込まれていくようなドラマでした。アルツハイマーで記憶を失くしていくことが分かってるだけに、毎回冒頭でのひまわりへの手紙の朗読は切なかったです。このドラマを見終わってもう何年にもなるけど、いまだに忘れられず、断片的ではあるけど、たまに物語の1シーン1シーンを思い出すことがあります。僕は、海外のより日本のドラマや映画が好きなんですが、その理由の一つが言葉にあります。これは自分が日本人だからかもしれないんですが、日本語からは、あたたかみやその言葉に秘められた気持ちみたいなものが感じられるんです。洋画を見ても、少しはそういうことがあっても、日本語を聞いているときに比べたら微々たるものです。このドラマからも、僕は、そんなあたたかみみたいなものを感じていました。そして、今でも手紙を読み始める時の「ひまわり」と呼びかける永作博美や緒方直人の優しい声が頭から離れません。家族や愛をテーマにしている点では「いま、会いにゆきます」と共通しているかもしれないけど、「いま、会いにゆきます」よりもっと切なくて、それでいてあたたかい、そんな作品だと僕は思います。