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「マイ・ホーム・タウン」や「パーキング・メーターに気をつけろ!」では,画一的に開発されたニュータウンに象徴されるように経済的には豊かになったが,豊かさを実感できない現代社会の問題を等身大に描き,「僕と彼女と週末に」では,核問題や途絶えることのない国際紛争など地球レベルの問題についても,僕たち一人ひとりはどうあるべきなのかを問いかけている。
そして,こんな不透明で不安だらけの世界でも,「君をこの手に抱きしめた時・・・誰のために僕が生まれてきたのかわかった」と愛することの大切さを歌い(=「愛しい人へ」),たとえどんな苦難が押し寄せようとも「君を守りたい ただ一人の」と誓う。そして,僕たち一人ひとりがこの気持ちを大切にすることで,地球レベルの危機は回避できると信じる。それが本作での浜田省吾の結論である。そして,その思いを「いつか子供たちにこの時代を伝えたい どんなふうに希望をつないできたか」と語っている(=「僕と彼女と週末に」)。
個人的には,若さゆえ本当の愛を見つけられずに破局する二人を,疾走感あふれるR&Rで描いた「さよならスウィート・ホーム」や,愛おしい人への思いをかみしめるように切々と歌い上げた「凱旋門」なども好きだ。絶望の中にも希望を見出そうとするポジティヴな姿勢に心打たれるアルバム。
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