入門とはありますが、前提条件として、
●1.perlに対してある程度の理解があること。
●2.基本的にCGIに対してアレルギーを持っていないこと。
●3.データベースとは「何であるか」は理解していること。
ぐらいは必要になります。それなりにハードル高いと思います。
1.に関しては、perlのリファレンス構造を理解している必用があります。《
初めてのPerl》、《
続・初めてのPerl 改訂版》あたりは、先に読んでおいた方が良いでしょうね。このハードルを越えれば、比較的読みやすいと思います。
2.は、タイトルを見て購入する人であれば、大丈夫だと思います。表紙のチーターを見て動物のカテゴリーだとは思わないですよね。
3.は、「CGIベースの住所録を作ろう」とか思える人ならまぁ問題ないでしょう。
もう一つ気をつけねばならないのは、この本だけで、自分が思うようなデータベース・エンジンと関連づけたperlスクリプトがかけるとは思わない方が良いです。
あくまでも「入門」です。特に、実例が少ないので「とにかくMySQLとperlをつなげてヘビーな処理をさせたいんだ!すぐに!!」という方は、アレ?と思うかもしれません。理論設計から入るなら必ずあとで読み返すことがあると思います。そういう本です。正直、SPANにあまりに多くのDBIモジュールが登録されているので、実践に使うときにはそっちのマニュアルの方が必要になるはずです。
この本は、理論を述べたもので、「実践」ではありません。だからといって評価が下がるものではなく、perlからDBへどのようなプロセスを経て接続すればいいのか、しっかり基礎を押さえてあります。わかりやすい「入門書」です。
《
初めてのSQL》あたりと合わせて読むといいかもしれません。この本の中にもSQLの最初の一歩程度は記述されていますが、複雑な処理を行いたいときには、SQLの知識も必用です。
WEB上にたくさんある様々な情報ソースから学べる程度。といっては失礼ですが、それを系統立てて、キッチリ落ちなく解説してくれているそういう本です。
蛇足ながら、個人的に一番役に立つのは本書の約半分のボリュームを持つ「付録A DBI仕様」「付録B ドライバとデータベースの特徴」ですね。