初心者には向きません。例えば、文字列リテラル定数は終端にNULL文字が付くと説明してますが、NULL文字とは何なのか、本書を通じて一切説明はありません。これでは本当の初心者にはまず理解出来ないでしょう。こういう、
本来説明すべきことが抜けている個所が散在するので、説明が中途半端に感じられることが多いです。印象としては、何となく分かるけどやっぱり分からないとか、なんでいきなりこの話になるの?とか、そういう感じです。それと、
言語仕様に矛盾しないからと言ってややこしい書き方を幾つも取り上げたり、
言葉遊びをしているようなうんざりした説明の仕方も多いです。サンプルコードもエラーが出る部分と出ない部分を沢山混在させているので、コード全体を見た時にどこからどこまでが正しいのか、今一つはっきりしないものになっています。また、関数に付ける修飾子を縦に並べるスタイルを併用していますが、一貫性が無い使い方をしているので初心者には奇妙に感じられるかもしれません。訳文ですが、デリファレンスとか、変な翻訳者用語が使われているので、日本語解説書としてはそれだけで失格でしょう。文字列クラスやアルゴリズムの実装の仕方などは参考になりますが、初心者なら適当な売れ筋のマニュアル本から入る方が良いと思います。