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自立心が旺盛で利発だけれどそんな自分を過信する嫌いのあるエリザベスと、本当は良識と思いやりがあるのに、プライドが高く打ち解けにくいダーシー。この二人が互いの「高慢と偏見」を克服しながら恋を成就させるプロセスを中心に描かれたこの作品、どうってことのない話なのにおもしろいのです。
何度か読んでみて感じるのは、この作品の持つ絶妙なバランス感覚です。
オースティンのどの作品でも、ヒロインが紆余曲折を経て最後は幸せにたどりつきますし、そのヒロインを取り巻くごく狭い社会に生きるさまざまな人間模様がオースティンの辛辣な視線で描き出されていきます。
その中でPride and Prejudiceは登場人物の持つ魅力と多彩さ、そしてストーリーの進行するテンポが絶妙です。英語のボキャブラリーが足りない私でも、原書を読んでぐいぐい引き込まれていくのはそのためだと思います。
200年前の若い女性のハズバンドハンティングという、はっきり言えば他愛のないことを柱にすえながら、愚かしい人間を笑い飛ばし、賢明な主人公たちでさえその人間的未熟を克服する試練を与えるという話の面白さと、それを生み出したオースティンの才覚に、現在もなお多くの読者が共感を覚えるのだと思います。
小説としてのできばえは、この作品より後に書かれた Mansfield Park の方が優れているとも言われるそうですが(サマーセット・モームはMansfield Parkを絶賛しているそうです)、バランスのとれた話の面白さという点では Pride and Prejudiceの方が上だと思います。
なお、このreissue版のペーパーバックに関してお勧めできる点は、従来のPenguin Classicsよりも多少本のサイズが大きい分、フォントサイズも大きくて、目には優しいということです。目の疲れやすい私にとっては助かりました。
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