ヘイリーの英国ツアーにも特別ゲストとして出演していたキャサリン・ジェンキンスのCD「Premiere」Universal英国盤です。手元のパンフレットにはWelsh Classical Singerと紹介されています。声質はメゾ・ソプラノと思います。声量が豊かとか、きらびやかとか、という印象はありませんが、柔らかなビロードのような滑らかな響きの声質です。高音域も綺麗に出ています。曲目は、宗教曲や自然を賛美する内容の曲が中心でヘイリーの「Pure」と共通するコンセプトを感じさせます。第1曲のQuesto E Per Te でしっかりと聴く人の心をつかみそうです。Lord Is My Shepherd は教会で賛美歌を聞いているような気分になります。Cymru Fach は故郷のウェールズ地方の山川渓谷の美しさを称えた感動的な歌で、ちょうど、ヘイリーのPokarekareannaに相当するような感じですが、ウェールズ語で歌われているのでより郷愁を誘っています。カルメンのハバネラは異質でちょっと時期尚早かもしれません。カルメンちゃんといった感じです。全体として、優れた歌唱力が感じられる魅力的なアルバムになっています。