いやあ、びっくりしました。この物語の主人公ハリセルダンと言えば、銀河を救う使命を帯びたファウンデーションの興亡を描いたシリーズでは、神様のような存在なのに、この話では、インディジョーンズさながらの大冒険を演じるのだから。それまでのシリーズでは、ファウンデーションの危機になると、車椅子に乗ったハリセルダンの映像が現れる、というまさに神格化されたイメージだったのに・・・しかし、この神様自らの大冒険は時空を超える壮大さで、アシモフ最晩年とは思えないほどのエネルギーを感じます。そして、次作の巨匠アシモフ最後の作品へと続いていくのです。文庫版ならではの解説も、アシモフとこの作品への愛情あふれた感涙ものの文章。これだけでも読んで!