全体のノウハウには、企画書やプレゼンの受け手の視点がじつによく反映されている。たとえば、ポイントを絞り込んで見せるPowerPointによる資料のほかに、相手に「ストーリー」をじっくりと読ませるためのWordによる資料づくりが提案されている。また、相手のメリットやリターンの明確化など、社内や顧客、スポンサーを納得させるための「16のポイント」も示されている。アイデアに頼りすぎて戦略が詰められていない企画書が多すぎるという投資家・スポンサーの声も紹介されており、参考になる。
具体的な作成面では、企画書とプレゼン資料のフォーマットが示されており、そのアウトラインに沿って項目ごとの書き方が解説されている。フォーマットに対応した「商品・サービスの企画書」と「事業企画書」の2種類のワークシートもあり、書き込みながら作成方法を学ぶことができる。PowerPointの操作では、スライドのウィンドウを表示しながら解説されている。理解度を上げるチャートの見せ方など細かいノウハウもあり、役に立つ。
解説はシンプルな形だが、受け手のビジネス・ニーズなど重要なポイントを要領よく学ぶことができる1冊である。(棚上 勉)
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