このUS盤『Power, Corruption & Lies』は、通常盤では収録されていないNew Orderの大ヒット曲「Blue Monday」と「The Beach」が収録されています。
「Blue Monday」収録と言う事で、このUS盤はかなりのお得盤と言えるのですが…
このUS盤はNew Orderファンの中では賛否両論の一枚となっています。
それはなぜかと言うと、元々このアルバムはトータル・アルバム的な(曲の流れに重点を置いた)作品で、
1曲目「Age Of Consent」から4曲目「5 8 6」までのA面、
5曲目「Your Silent Face」から8曲目「Leave Me Alone」までのB面の流れが、
恐ろしいほどに美しく仕上がっている作品だったのです。
このどこか凛としたアルバムの中に「Blue Monday」のような派手な曲が少し場違い的な感じで入っていて、本来のアルバムの流れを壊してしまっているのです。
アルバムの流れを壊してしまったために、本来のラスト・ナンバー「Leave Me Alone」でこの作品が上手く締め括ることが出来なくなっていて、それを補うためなのか?
「The Beach」という「Blue Monday」のリミックス曲がラスト・ナンバーになっていますが、あまりうまく締めくくられているようには感じません。
こういった所があるので、このUS盤はNew Orderファンの一部の人にはあまり良い評価を受けていないようです。
なので、このUS盤を聴く時には一度「Blue Monday」と「The Beach」を作品から切り離して本来の流れで聴いてもらうと、この作品本来の素晴らしさを堪能できると思います。
その後、「Blue Monday」を楽しむのが私的にはBESTだと思います。