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「レヴェル・ファイブ」はまさに「太陽と戦慄PART5」と言っていいような曲だが、それ以外の曲も「太陽と戦慄」のモチーフを細かく分解しながら再編成しているように聴こえる。
ガムラン風のVDは、この上にデビッド・クロスのヴァイオリンが被さったらPART1が始まるかのようなイメージだし、トーキングドラムにインスパイアされたようなフレーズ、曲構成なども感じられる。
名作「太陽と戦慄」と比較してしまっては小粒な印象を受け勝ちだが、ライナーノーツに記載されているフリップ師のインタビューによれば、「しょうがない」が陰で本作が陽である(私は逆じゃないかと思うのだが)ということだ。
陰と陽の対比といえば、まさに「太陽と戦慄」のコンセプトであり、このアルバムは「しょうがない」とのカップリングで「2003年版太陽と戦慄」としてみたい。
「ヴルーム」「スラック」からの流れは、どちらかといえば「レッド」からの継承・発展であった。それが、数々実験的ミニアルバムでの試行錯誤の後、30年の時を経て「太陽と戦慄」に辿り付くとは意外であった。
個人的には「しょうがない」の方が好きなので☆3つだが、前作と合わせて4つ星の評価とすべきアルバムのような気がする。
マイナスひとつは、相変わらずのヘタウマジャケット。
何とかならないものか、これ。
それはたぶん、名作「レッド」の呪縛(すなわちパーフェクトであること)から解き放たれて、「太陽と戦慄」や「ディシプリン」のような試行錯誤的な要素が増えてきたからかと思います。ロックってのは完成する前が一番おもしろいですよね。
願わくば(わたしの好みとしては)、ドラムはやっぱりビル・ブラッフォード、ベースはトニーレビンがいいなぁ。
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