まず最初に書いておきますと、ここ数作のオリジナルアルバムで必ず1曲は収録されていた大和ソングは今回ありません。
その点は大変残念ですが、それでもアニメのオープニング、エンディング曲であるためにアニメの雰囲気を考慮して作曲する必要のあるシングル曲とは違い、制約から解き放たれて自由に作曲し、演奏し、歌ったのが聴いていて感じられます。一応アルバムのタイトルにもある通り、毒がテーマになってはいますけど、アリプロにとって曲に毒を含ませるのはコーヒーにミルクを入れるようにごく当たり前でなじみ深いものでしょうし(笑)。
なので収録曲には最初に「Poisoner」のアリプロの王道でもあるゴシック調のイントロで私達のハートを掴んだ後、退廃的なもの、アップテンポなど多彩な曲が続きますが、中でも特に印象が強かったのは「極色一代女」でした。ファンクラブの公式サイトで宝野アリカ様がこの曲をジャズだと言ってますが、レトロチックで陽気なリズムですからアリプロのアルバムに入ってなければ他のアーティストの曲と勘違いするかも知れません。
そんな感じで、既存の自分達のイメージにこだわらず、囚われず、新しいスタイルを追及し続ける、ある意味アリプロのオリジナルアルバムのパターンをしっかり守っているのが嬉しかったです。