本書の主人公、ボブ・リー・スワガーはベトナム戦争で
伝説的な戦歴を残した名スナイパーで、
今は飼い犬と孤独な隠遁生活を送っている。
そんな彼が謎の組織の陰謀に嵌められ窮地に陥るが、
後半はベトナム戦争で培われたワザを駆使して反撃する冒険活劇。
ストーリーは非常に面白く作られており、プロットも緻密。
そして何よりも関心したのは銃に関するマニアックともいえる知識の深さ。
米国の銃社会について否定的イメージが強かった自分でさえ、
なんとなく銃が魅力的なものに思えてしまったほど。
非常に米国的なエンターテイメントといえるが、
最後に法廷で決着する所も米国的。
映画化もされ、映画版のボブ・リー・スワガーもなかなかカッコ良いが、
面白さでは圧倒的に小説の方が勝っている。