今はもうあまり出てないけど、Capitolから出ていたリジェンダリー・マスター・シリーズは良かったです。このシリーズの特徴は、いわゆるオリジナル・マスターからのリマスターではなく、主として3トラックあるいは4トラックのオリジナル・セッション・テープからのリミックスだということ。勿論、オリジナル・マスターに拘る人には意見もあろうかと思いますが、このシリーズはなるべくオリジナルの音やニュアンスを損ねず、それでいてより鮮明なミックスで仕上げるという「技」を感じさせるものでした。劣化していないマルチ・テープからの音ですから、音がツヤツヤしている感じです。(ああ、最近このシリーズ減ったなあ..ガッカリ)。前置きが長くなりましたが、このベンチャーズも初めて聞いたときはびくりしました。1曲目「テルスタ-」なんてまさにぶっ飛ぶ感じ、おまけにエンディング部分にはオリジナル・バージョンでは聞かれなかった宇宙的(笑)効果音も再現されていたり。2枚とも別のバージョンでCDは持っておりますが、音の広がりや迫力でこっちを聞いてしまいます。2枚とも言わずと知れた傑作アルバム。「テルスター」はイージーリスニング的にも楽しめる好盤、一方「宇宙へ行く」はファズを多用する直前の、アンプによるひずみで聞かせた頃の、でもすげえ迫力あるギターサウンドを、スペース的効果音やエフェクトで包んで聞かせてくれる超名盤。名曲名演多数。「ベンチャーズって演奏もいいけど、スタジオで凄い音作っていたんだなあ」と改めて感じる1枚になるはず。このCDお薦め。