今巻では、比呂が出てきます。
帯の「僕は 君に 赦されたかった――」は比呂の言葉です。彼の心情描写や生活がちゃんと描かれているので、読者にとってはこの先の展開や、水帆が追いかけている謎が大分予想できるようになってきました。
と言っても、水帆や矢内達はまだぐるぐると謎の中でもがいています。
この7巻では、成海が何考えているのかよりも、比呂と折口さんの関係がかなり見えたかなという感じでした。
というかもう、終わり方を見て続きが気になりすぎてそわそわします。笑
1巻での葬儀の時、誰もが折口さんのことなど覚えていない、彼女の人生には関係していないような顔をしてそこにいるように見えましたが、実際は全然違う。
水帆が成海を好きになって動けば動くほど、死んでしまった折口さんが確かに生きていて、色々なところで様々な『絆』を形成していたのだなとしみじみ思いました。
折口さんと先生や、折口さんと礼美の関りを読みながら、芦原先生はこういう繊細な絆を描くのが上手だと改めて実感。
でも、このpieceは先生自身が「恋愛もの」だと言っていたので、この後の成海と水帆の恋愛描写にもものすごくすごく期待しています。
砂時計の時は、もう少し大吾と杏のくっついた後のラブラブ描写が見たい!!と切実に思っていたので、pieceでは、謎が全てとけた後に「もういいっつーの……」ってくらいの成海と水帆のラブい描写や深まった二人の絆が見れるといいな。
8巻が楽しみです。