西村由紀江さんのピアノソロの集大成とも言えるアルバムである。曲は純粋にピアノの美しさを追求したものといったシンプルで静かなものが多く、ひとりで夜に聴くのが似合う感じである。前回のビタミンが明るくはじける印象のものが多かったのに比べて、秋らしく、そして帯にあるように百年経っても輝いている純にピアノの曲といった無駄なものが一切ない曲ばかりという感じでもある。西村由紀江さんを知らなかった人も買って損はないアルバムといえよう。
同時発売されたDVD付きのアルバムと比べて、こちらは1曲多く写真も若干の違いがあるが、ファンであればそれらの違いを楽しめるのも今回はおもしろい面といえよう。