同社のカナル・
SHE9700は大人気なのに、こちらは未だレビュー無し;
というワケで、僭越ながら…
音の傾向は中・低域重視。高域は控え目。
低域はかなり引き締まっていて弾力がある。ローエンドは弱めで、切れの良さが身上。
中域は低域に埋もれずしっかり聴こえるが、やや癖あり。不自然に張り出す感じ。
高域は中・低域に比べて弱め、ソースによっては物足りない。この辺は価格相応か。
分解能は中々良いが、出ている音の数が多いソースでは破綻気味になる。
音場感はサイズなりで広くはないけど、立体感・明確さは中々良い。
全体としては、特徴的な低域を除けば割と「普通の音」と言えるかも。
自宅でのリスニング用途には、力不足の感が否めない。
しかし。様々な騒音に左右されがちな屋外・交通機関内で使うとなると、話は別。
「屋外でロック・ポップスを聴く、イヤホンではなくヘッドホンで」
という人にはかなりオススメ出来る。
遮音性は、小型ヘッドホンとしては優秀な部類。勿論、流石に高級BAカナルには敵わないが;
しかし、一般的な低価格カナルと同等レベルのものはある。
何より、音漏れの少なさは更に素晴らしい。少なくとも、自分の手持ちのヘッドホンでは一番。
ぶっちゃけ、SHE9700より優れてますw 低価格カナルに勝る程。
ヘッドホンとしては、音漏れの少なさはトップクラスにある(高域の少なさも有利に?)
更に、コンパクトに折りたためるのも魅力(二種類の方法がある)
というワケで、ポータブル用ヘッドホンとしては実に出来がいいのだが……弱点もある。
・ヘッドバンドの長さに余裕が無い、側圧も強めで長時間の使用は辛い
・相性の良いソースは限られる。中でもフル編成のオーケストラは厳しい
・前述の通り、高域は弱め。それがダメなら、価格差はあるが
K518DJや
ATH-ES7を薦める。
とはいえ、個人的にはかなり気に入っている。使用頻度は結構高い。
「外でロック・ポップスを聴く」用途に限れば、K518DJ・ATH-ES7にも十分対抗出来る。
何より音漏れの少なさは、この2機種より確実に上。癖の無いデザインも高ポイント。
価格差を鑑みれば、C/Pはかなり良いといっていいだろう。
もっと評価されるべきヘッドホン。