元々iPhoneにSHE9700を使っていたのですが、これが運悪く断線してしまいリプレースと相成りました。せっかくだからとBAを採用したイヤフォンとしては値段的に手頃感のあるこの製品を選びました。以下、Pros&Consを。
(注意:あくまで主観がありますので、一意見として参考にしていただけると幸いです。)
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利点:
● 売価
バランスドアーマチュア式のイヤフォンは、まだ値段がこなれておらず、売価が実に1万円越えの製品が殆どの中、この値段は非常に魅力であると思います。
● 中低域の音質
かなり明瞭です。が、これは後述する「しっかり鳴らし切れる再生環境」があって成立します。
しっかりしたソースでしっかりした再生環境下では非常に明瞭な音で聞こえます。解像度は結構高めでクリアです。
バランスもよく、あまり聞き疲れしない好みの音ではありました。中低域の音が少しダイナミックに聞こえます。
●イヤーチップの豊富さ
はじめから、シリコン烏帽子式のそれが大中小、そしてComply社製のウレタンイヤーチップが付属しています。
http://www.complyfoam.com/Product/T%7B48%7D100-/Model/SHE%7B48%7D9850
このイヤーチップは非常に遮音性と音質向上に貢献しており、これもまたコストパフォーマンスという点で利点だと思います。(ちなみに、僕は前のイヤフォンでもこのcomplyのイヤチップを使ってました。このチップ、あまり耐久性がないのでランニングコストはかかりますが、これはこれで非常におすすめです。)
● デザインがおもしろい
ドライバ部分の金属が透明のプラスチック越しに見えて、視覚的にも結構楽しいです。
(まぁ、完全に主観ですが。)
欠点:
●再生環境を非常に選ぶ
最初、iPhoneに直接つないで使っていたのですが、どうにも高音が前に出てきません。他のレビュアーさんも指摘されている事ですが、高域が不明瞭で弱いように聞こえました。(ちなみによく聞くジャンルはRock系、結構うるさめのそれが多いです。)
そこで、家のヘッドフォン再生環境(自作PC+Softone model6 クロック改良前バージョン)につなぎ替えて鳴らしてみたところ、全体的にかなり素晴らしい解像度で、高音もしっかり出ていました。
この現象から伺えるのは、やはり音源のクオリティがそのまま直に出てきてしまう素直さという所なのでしょうか。
ソースが悪かったり、再生機器自身のクオリティが低いと、その悪さがそのまま、しかもかなりダイレクトに出てきてしまいます。 これはこのイヤフォンの「性能」が悪いという話ではなく、使うシーンや環境を選ぶイヤフォンなのだという認識を私はしました。 私が当初考えていたようなiPhoneやiPodの再生には、この製品の良さや実力が出てこないように思えます。
その他:
● 意外と長いコード
実は1.2mもあります。
総評:
色々書きましたが、性能そのものは非常に良い、コストパフォーマンスに優れた製品だと思います。
ただ、たとえばiPhoneとか、その他のコンパクトmp3プレーヤのような機種でこの製品がしっかり鳴りきってくれるかというと、非常に疑問に感じます。そういう、「ソースを選ぶ」という意味では少々扱いづらい印象が拭えません。これが星を一つ少なくした理由です。
少なくともiPhone、あるいはそれにBlueToothレシーバを組み合わせたような環境には本製品は合わないと思いました。 これはこの製品の味付けが、あくまでソースに素直である事に倒しているからだと思います。 逆にiPhoneとかには、その音質にあったイヤフォンがあり、この製品が埋めるセグメントではないのかなぁと感じました。
もし興味があり、視聴されるのであれば、是非ともその音源(プレイヤー)を持参して試されることを強くおすすめします。 もしかしたら、お持ちのプレーヤはこの製品を見事に鳴らしきり、非常に良い音を提供してくれるかもしれません。