コンセプト的にはバカバカしくて好きだが、
内容としては今一歩「強さ」に欠ける。
ペットの目という観点から、
被写体の「日常の無防備さ」を意識しているのは分かる。
また、コンセプトから、
ヌード的な要素が無いのはまぁ良いとする。
しかしながら、シチュエーションが多岐に渡っている分、
エッセンスは細切れで、
通して読めるような、まとまり感が薄いのが気になる。
さらに衣装も1つのジャンルに絞ってなく、散漫な印象。
これならば、シチュエーションごとに、
シリーズで何冊か出した方が、需要と供給が合致するような気もした。
ちなみに主な写真は、
ローアングルの写真、
ズームでパーツに寄った写真、
覗き風の写真 など。
ただし、これらの要素も統一感が無いため、
途中から「動物の目線」としては少々見れないのが残念。
要するに、
ただのフェチ写真と何が違うのか?
という域に入ってしまう。
これならば、見ている自分が、
何の動物であるかハッキリ分かった方が良い気がした。
もしくは、「鳥」として口元アップ、「小動物」として胸元、
「猫」「犬」として足元、さらに「魚」として魚眼レンズで見るとか、
こちらの立場がハッキリ分かるような明確なサインなどがあれば、
また印象は違ったかもしれない。
総じて、タイトルだけでも、何がしたいが分かるため、
入りは凄く良いのに、構成や、写真の質で損をしている本。
中でも、光源不足をPCで調整したのか、写真全体に粒子があったり、
ピントが甘かったり、トリミングも中途半端な写真があるのは特に残念。