CACOPHONYの2作品、1stソロ作品「Perpetual Burn」で見せた超ハイテク・プレイから一転、David Lee Roth「A LIL' AIN'T ENOUGH」で引きの美学を見せた彼が、体の動く間に作品を残すべく完成した作品が本作品「Perspective」です。
David Lee Roth Bandで共演したボトル・ネック奏法の名手Steve HunterやBissonette兄弟も参加しています。
彼の代名詞ともいえるネオ・クラシカルな泣きのギターは、「RAIN」等で聴けますが、Jason自身のプレイによるキーボードを大胆に導入した楽曲は雄大なテーマで、まるで映画音楽のようです。
残念ながら本作品の収録中に手が動かなくなり、「END OF THE BEGINING」では、彼の友人である敏腕ギタリストMichael Lee Firkinsが代わりにギターを弾いています。後にMichael自身が語っている様にJasonの作曲した難解なスィープ・アルペジオを完全には再現できなかった様ですが、この曲でMichaelは、Jasonのプレイと聴き間違える程の素晴らしいプレイを見せています。
現在、入手困難になっている「GUITAR'S Practicing Musicians Vol.2」にも収録されていたBob Dylanのカバー曲「MEET IN THE MORNING」では、ブルース・フィーリングたっぷりにプレイしています。
本作品でJason Beckerは、ギター・プレイヤーとしてだけではなく、コンポーザーとしても優れた才能を開花させています。