ドイチェ・グラモフォンのペルゴレージ・プロジェクトの第一弾。演奏はモーツァルト管弦楽団。当時の(ピリオド)楽器の演奏ですが、二十名ぐらいの編成です。
歌手はソプラノのパートが Rachel Harnisch、アルトのパートが Sara Mingardo です。Abbado の旧録音は甘美な演奏でそれはそれで良いのですが、こちらはかなり宗教曲の雰囲気が強くなっています。他の盤をお持ちの方にも聴いていただきたいと思います。でも、聴いていてやっぱり Abbado は Abbado と思います。うんと宗教的ではありません。
なお、ペルゴレージ・プロジェクトの CD の三枚をまとめた『
Pergolesi Collection』もあります。中身はこのアルバムと『
Pergolesi: Messa Di San Emidio』と『
Pergolesi: Salve Regina』です。バラで買うよりお得です。
なお、多くの方はご存知と思いますが、スターバト・マーテルは「母は立っていた」で始まるラテン語の詩です。たくさんの人が曲を書いています。ラテン語の原文と対訳はあちこちのサイトにあります。詞の意味が分かるとさらに曲の理解が深まると思います。
我が子イエズス・キリストが十字架の刑に処せられ、そのもとで悲しむ聖母マリアを歌ったものです。世の中にこんな残酷な刑があるでしょうか。何日も苦しみ続けます。涙なしには聞けない曲です。
カトリックの修道女に自分の体に針を刺している人がいると聞いたことがあります。キリストの受けた苦しみを少しでも分かち合うためです。先ほどまでこの曲を聴いていましたが、その気持ちが分かるような気がします。