雑誌が組む特集の中には、単行本で読むよりもはるかに多くの情報が含まれていることがある。編集者が、カメラマンに写真を撮らせ、ライターを集めて作る記事は、良い意味での「興味本位」でできているからだ。
これは、一冊、丸ごと、エルサレムとユダヤ教、イスラエル建国史である。写真や図案も魅力的である。
エルサレム。アブラハムが息子イサクを犠牲に捧げようとした岩の上に、後にダビデの第一神殿が建てられた。それはやがてヘロデ王時代の神殿とも重なるが、7世紀、エルサレムを征服したイスラム教徒は、荒廃していた岩の聖地に「岩のドーム」を作った。ここからムハンマドは昇天したとされ、イスラム教徒にとっても聖地になった。
「スファラディー系」「アシュケナジ系」ユダヤ人。ユダヤ教の年中行事。ラビの生活。イスラエル建国史。現代に活躍するユダヤ人。
手軽に読めて、値段も安い。なかなか、どうして。