雑誌『pen』の11月1日号、総力特集は「リノベーションで理想の家づくり」。
賃貸住まいの長い当方には、読んで面白いかもしれないが、特段の興味はない。
何せ本誌はセバスチャン・サルガドの写真展『アフリカ』を開催していた東京
都写真美術館(恵比寿)の売店で購入したのだった。
勿論、102ページからのサルガドの記事が掲載されているから、ここで売ってい
たのである。
ブラジル出身のサルガドは、国際的なコーヒー機構に籍をおいていたときにアフ
リカとのつながりを持ち、その後写真家としてスタートしたという。
とにかく、同写真展は物凄いものであって、「スゴイ」とはこういうもののこと
を言うのだと、怒りを込めて近年のニッポン国におけるスゴイのインフレ現象を
ヒハンしておきたい。銭儲けや自分売りに長けただけの輩を、無闇に「スゴイ」
と言うんじゃない!!!
写真そのものに就いては、是非観てくださいというほかない。12月13日まで同館
で開催中。
同写真展が発行していた図録の写真はあまりに小さいものであり、本誌に採録さ
れた写真のほうが大きくて美しい。この点に本誌の美点がある。もう少し、写真
の数が多ければよかったが、雑誌の企画ゆえ贅沢なことも言えないだろう。
それよりも、写真展の図録をもっと大きななものにできなかったのか?
岩波から出ていたらしい写真集もえらい高値が付いておるようだ。