2007年、小山卓治さんの初期アルバムがリマスター、ボートラ付きで一気に再発されました。
小山さんのデビューは1983年、同年デビューの尾崎豊さんとともに
ブルース・スプリングスティーンのフォロワーという意味で
浜田省吾さん、佐野元春さんの次を担うアーティストという扱いでした。
デビュー時25歳だった小山さんの詞は「大人は分かってくれない」
といったものとは一味違い独特の世界観を表現していたと思います。
ファーストの「NG!」、セカンドの「ひまわり」も素晴らしい作品ですが、
今回は個人的に最も思い入れのあるサード・アルバムの本作にレビューを書かせていただきました。
自殺した友のために集まって酒を飲むという設定の「Passing Bell-帰郷-」という曲が心にしみました。
(歌詞から察するに亡くなった友人のお父さんもその場にいる)
リマスターにより当時のぼやけた記憶までクッキリするような音質になっており、
ボートラはリリースと同年のライブ音源でその時代の空気まで感じることができたように思います。
オリジナルはCBS/SONYからのリリースでしたが、
今回の再発はインディ・レーベルからのためか目立ったプロモーションは無く、
小山さんのHPをチェックしてる熱心なファン以外にはほとんど知られていないと思います。
事実今回の一連の再発ものもこちらでも売られてはいるものの、私が初レビューのようです。
一人でも多くの人の目に留まり再評価(人によっては新発見)していただくことを願ってやみません。
旧CDに高値が付いていたのでそちらに手が出なかった人にも今回の再発は朗報だと思います。
旧譜を聞いたことのある人は「あれ、ジャケ写が違う…」と思われるかもしれませんが、
今回の再発はブックレット表紙に全作品ジャケ写撮影セッション時の別フォトが使われ、
裏表紙にオリジナルが掲載されたリバーシブル仕様となっています。
アーティスト本人の解説も載り当時を知る人ほど購入して良かったと実感できる仕様だと思います。
2012.09.15追記
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