Pat MethenyがGary Burtonのグループに参加していた頃の3枚のアルバムの内、最もMetheny色が濃い1枚。前作 DREAMS SO REAL (ECM 1072) でエレクトリック12弦を弾き、師匠筋のMick Goodrickを食ってしまう鮮烈な演奏を聴かせてくれたMethenyが、ここでは全6曲中3曲を書き、この後まもなく訪れる大ブレイクを予感させる、前作よりもさらにメロディアスで美しいギタープレイを披露している。
もちろんGary Burtonのヴィブラフォンは相変わらず快調そのもの。この人は駄作駄演というものが皆無ではないかと思う。Dan Gottliebは言わずと知れたPat Metheny Groupの初代ドラマーだ。ここではあまり目立たつことなく、堅実なプレイに徹している。
さらにこのアルバム、ドイツの大御所Eberhard Weberがあの独特のベースプレイで強烈な存在感を示している。Steve Swallowもベースギターで参加しているので、ともすれば2本のベースがぶつかりあって音が濁りそうなものなのに、両者とも実に巧みにそれを避けている(Weberがアンプのトーンコントロールでbassのツマミをかなり絞り込んでいるようにも思う)。
収録曲中、B & GはMethenyのデビュー盤でのJacoとの共演バージョンと同一曲だが、こちらのバージョンの方がカラフルな演奏。またYellow FieldsもWeber自身の同名のリーダーアルバムにおける演奏よりもこちらの方が出来が良いと思う。