Leszek Mozdzerは『The Time』と『Between us and the light』が自主制作盤ながら話題になり、
『The Time』ではニルヴァーナの『Smells Like Teen Spirit』を演っている。
ブラッドメルドーが演ったレディオヘッドやニックドレイクの曲がかなりツボだった自分は
『Smells Like Teen Spirit』目当てで買ってみたんだがあまりにすばらしすぎてもう毎日聞いていた。
このアルバムは前二作でもベースを務めていたLars Danielssonとのデュオ作品。
あっLeszek Mozdzerはピアノです。
曲によりLeszek Mozdzerによるチェレスタやハルモニウム、
Lars Danielssonによるアルコやチェロが多重録音されて
彩りを加えますが決して二人の邪魔をしていません。
二人のベースとピアノの音の絡まり合いが絶妙で
時にベースが前へピアノが後ろへくるくる踊るように交代し、
音が昇華していったり沈降していく様は聞いていて揺れてきます。
まあスイングって感覚とは異なるんですが。
Lars Danielssonと言えばラーシュヤンソンの諸作品で広く知れ渡るようになったので
彼の名前でヨーロッパ系の音は想像できると思います。
想像以上にすごいのはLeszek Mozdzerのピアノです。
一音一音の選び方、強弱、響かせ方、構成、隅々にまで神経が行き届いてます。
ノリにまかせて出た音は一音もありません。
左手が少し聞こえにくいですがメルドーと同じくらいの閃きを感じさせます。
また暫くこのアルバムばかりを聞く事になりそうです。