Roy Hagrove(tp,fl),Christian McBride(b),Stephen Scott(p)のトリオによるパーカートリビュート作品全16曲(但し、4曲はトリオのオリジナル)。1995年4月の録音。当時この三人は共にVerveと契約していたミュージシャンであり、パーカーも晩年同レーベルと契約があった。よっての企画物らしい。若手ミュージシャンによる生きの良いプレイが印象的なアルバムだ。ハーグローブのよく鳴る!瑞々しいトランペットに絡む、マクブライドの雄弁なベースとスコットのブルージーなピアノ。スピードを落としたスローなブルースが基本となっている。やはりパーカーの曲は素晴らしい。ドラムレスという少し変わった編成であるが、ドラムスにビートを規制されない分、トランペット、ベース、ピアノの自由な演奏スペースが確保されている。登り竜の勢いの若手ミュージシャンの恐れを知らない大胆なプレイじっくりが味わえる。シンプルなサウンドが本当に心地よい。ライブを聴いているかのような臨場感が味わえる。まるでNYC辺りのクラブにいるかのような錯覚に陥る。録音もメチャイイ。パーカー云々ではなく丹精で美しいジャズがお好きな方は、是非リアルプレーヤーで試聴してみて下さい。きっとお気に入るはずです。