Cambridge English ReadersのLevel 1(400語レベル)
語数 4,120 YL 1.4
殺し屋Maxがある若い女性を電車の前に突き落とし殺害するシーン
から始まる。そしてその後に男女2人の間での電話のやり取りがある。
その後から、メインストーリーが始まる構成になっている。
Maxのもとに、Fairheadという男性がやってきた。Fairheadは写真を
数枚Maxに見せるが、その写真は牧師の格好をしたMaxそっくりな男性
だった…。
Fairheadは、この男性の名前はMaxであり、パラレルワールドに住む
人間であると言う。そして、この男性に会わせる代わりに、ある女性
を殺害してほしいという依頼を伝える…。
Maxは、Fairheadについていき、パラレルワールドに行くと…。
唐突に始まり、前半で謎をぶつけられ、読み進めるごとに話の筋が
見えてくる構成に、ぐいぐいと引き込まれながら読み進めてしまう。
さすが完成度の高いCERという印象を受ける。最後の終わり方も、
明言はせずに、それでいて十分に何が起こったのかは理解できる。
パラレルワールドという抽象的なテーマを扱っているが、この語数、
語彙制限の中、手の込んだストーリーで、それでいて、詰め込みすぎ
の印象もない。読み応え充分の充実の一冊である。