『The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)』でまれにみる成功を収めたエリック・カールが、目のさめるような青、緑、赤を使って、力強いタッチで見事な絵本を描きあげた。モニカは月と遊びたいのだけれど、手が届かない。そこでパパにとってほしいと頼む。この本は、折り返しページをいくつかまじえた独創的なデザインが特長だ。パパが長い長いはしごを持ってくる場面では折り返しが横に開き、高い高い山よりも高くはしごを上る場面では縦に開き、パパが満月に到着すると、1枚の大きな大きなお月さまに開く。でも月はあまりに大きすぎて運べないので、パパは小さくなるまで待ってから、モニカの待つ家に持ち帰る。モニカははねて踊って大はしゃぎだ。けれども月は小さくなり続け、ある日消えてなくなってしまう。でも、ずっとじゃない。細長い銀色の月が空に現れると、日ごとに大きくなってまた満月に戻るのだった。この本は、ひと月の太陰周期の手ほどきとしてすばらしいだけでなく、芸術作品としてもあらゆる読み物をしのいでいる。 Copyright 1986 Reed Business Information, Inc.