ブレイクとヴィンセントは取引をする。その結末は少し意外な要素を含み――
オズ、アリス、ギルの三人はオスカーによってとある学校に忍び込むことになる。その学校はオズの妹エイダが通っている学校。10年ぶりの再会はどうなるのか。そしてその学校でオズが出会ったのは妹だけでなく――
前巻に続いてのレビューとなります。この巻でブレイクやシャロンのことが少し明かされますが基本、謎の解明は全面的におあずけ状態。帯やオマケページなどは今回も充実しています。
まさかこのマンガで学校が舞台の状況になるとは……オマケとかパロディで学園モノとかならありえそうですが。わー、ギルが白い。アリスがいつもと違う服、しかも制服。それに恋愛要素がちょっと関わってくる展開。と、まあシリアスな展開続きだったところにいい息抜きが。でもその息抜きも長く続かないのですが。っていうかバスカヴィルの民(といっても一人だけ)律儀に学校の制服を着て現れましたが、まさかあの恰好で校内をうろついてってことは……
いいキャラ登場。その一人、エリオットのオズに対する説教が清々しいです。アリスやギルでは出来なかったことをさらっとやってのけたなあ……今までの展開でナイトレイ家の人間=嫌な人みたいな印象がかなり強いので意外。(リーオはどんな人間か掴めませんが)好奇の目で見てくる大人達に対しても無関心なオズにムカツクと思わせたり、嘘偽り無い気持ちを吐露させたりと登場していきなりアリスやギルよりかなり目立った彼。彼が関わっていくことでこれからオズがどう変化していくのか、という新しい物語の見所ができました。
しかしエイダとの会話やエリオット達とのやりとり、ついに行動に出たバスカヴィルの民とオズは忙しいのですが、アリスとギルが……っていうか途中から二人はどこに? いつも守ってくれている二人がいない状況だからこそ、エリオットの説教が生きる展開とはいえ出番……