大人気のCyber-shot HX5Vと比較評価し、僕はこっちのLUMIX TZ10にしました。この両機種に期待したのは、旅カメラとして、(1)10倍以上の高倍率ズームレンズ、(2)高解像度での動画機能、(3)GPS機能でした。
(1)については、HX5Vが10倍なのに対してTZ10が12倍と大きいですがほぼ互角と考えました。どちらも、ソフトウェア上で歪曲補正をしているらしく、焦点全域で素直な画像が撮れるようです。高感度特性についてはネット上の撮影例を見る限りHX5Vの方が勝っているみたいで、この点はHX5Vの方が魅力的と感じました。
(2)について。もともとはスチル写真メインだったのですが、旅先でちょっとしたシーンを動画で残しておくと意外に面白いことが分かってきたので、今回は動画機能に特に注目しました。HX5Vの良いところは1920X1080の高解像度の動画ですが、まるで魚眼レンズで撮ったかのように歪曲が目立ちます。一方、TZ10の方は1280X720の解像度しかありませんがソフトウェア上で歪曲補正が行われているらしく素直な画像が得られます。今回は、解像度よりは歪曲補正を重要視しました。どちらの機種も背面の赤い録画ボタンを押すだけで動画に入れるのは便利と思います。
(3)についてはHX5Vの方が位置だけでなく方角まで分かるとのことですが、今回は位置が分かれば良いものと考えました。
以上の点などを考慮し、今回はTZ10を選択しました。実は、以前にTZ1を使ったことがあるのですが、それと比べてグリップ部分も薄く、スリム化されているので持ち運びに便利になっています。また、TZ1と比べて手振れ補正はかなり強力になっています。
静止画の画質ですが、これだけ撮れればコンパクトとして許容できると思います。これ以上望む時は一眼レフを持ち出しますので。ただ、期待したGPSは思った物とはちょっと違いました。電源ONで5分置き、OFFで15分置きに測位しますが、測位には2分程度の時間がかかります。カーナビみたいにリアルタイムで分かる訳ではないので、撮影時に移動していると実際の撮影場所とExif情報に記録される場所はずれてしまいます。これが残念だったので星4つにさせていただきました。