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A Pale View of Hills
 
 

A Pale View of Hills [ペーパーバック]

Kazuo Ishiguro
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

In his highly acclaimed debut, "A Pale View of Hills", Kazuo Ishiguro tells the story of Etsuko, a Japanese woman now living alone in England, dwelling on the recent suicide of her daughter. Retreating into the past, she finds herself reliving one particular hot summer in Nagasaki, when she and her friends struggled to rebuild their lives after the war. But then as she recalls her strange friendship with Sachiko - a wealthy woman reduced to vagrancy - the memories take on a disturbing cast.

内容(「BOOK」データベースより)

故国を去り英国に住む悦子は、娘の自殺に直面し、喪失感の中で自らの来し方に想いを馳せる。戦後まもない長崎で、悦子はある母娘に出会った。あてにならぬ男に未来を託そうとする母親と、不気味な幻影に怯える娘は、悦子の不安をかきたてた。だが、あの頃は誰もが傷つき、何とか立ち上がろうと懸命だったのだ。淡く微かな光を求めて生きる人々の姿を端正に描くデビュー作。王立文学協会賞受賞作。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • ペーパーバック: 192ページ
  • 出版社: Faber and Faber (2010/2/25)
  • 言語 英語, 英語, 英語
  • ISBN-10: 0571258255
  • ISBN-13: 978-0571258253
  • 発売日: 2010/2/25
  • 商品の寸法: 19.4 x 12.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 洋書 - 46,206位 (洋書のベストセラーを見る)
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キッズレビュー
形式:文庫
イシグロの最新作「わたしを離さないで」に感動し、彼の長編をさかのぼって読んでゆき、たどり着いたのが、処女作「遠い山なみの光」でした。翻訳ものとは思えない読みやすさ。魅力的な登場人物たちは、私の心に入り込んで、その続編を想像させずにはおかない。何より驚いたのは、20代の男性が女心をここまで書けるのかということ。会話の言葉遣いに関しては、違和感を持ったことがここのレビューに書かれてありましたが、別のサイトにも同様のことがあり、主人公の娘景子と同世代の私にとっては、逆にそれは思いがけないことでした。「昭和は遠くなりにけり」なのかもしれません。何はともあれ、日本では埋もれているこの作品を、多くの人に読んでもらいたいし、出来たら映画化して欲しいと思います。
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 この小説はメイン舞台が日本であり、日本女性の手記という形であり、その主人公は自分のことを「わたし」と第1人称でよぶ。この形式だけみると、いわゆる私小説じゃないかと思いたくもなるが、この本は違う。

 まず、主人公の感情が直接記載されていることはほとんどなく、スローモーションのような外界の描写がさらさらと淡白に描かれている。その文章の中に、激しい情念や絶望、儚い希望にしがみつく人々が息づいている。

 戦後日本の国民的精神の揺れ、移り行く価値観に戸惑う人々、何とか人間らしく生きていこうとする人々を、遠い国から祖国に想いをはせ、美しく描き出だすことに成功している。

このレビューは参考になりましたか?
24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ペーパーバック
カズオ・イシグロを読むならまず「The Remains of the Day」から入ることをお勧めします。この作品は3つ目か4つ目に読むのが良いのではないでしょうか。日本人でありながら英国に幼い頃から暮らし、世界的な英文学作家となった彼の最初の小説が、戦後長崎に暮らす一人のご婦人のある面もの苦しいお話だったということに、きっと作品以外のところから、イシグロ文学全体に対しての感慨が生まれることと思います(こういう感慨は日本人にしか持てないものですからね)。

文章、話の展開、登場人物のキャラクターにイシグロ・ワールドの全ての原型が詰まっています。おそらくその頃あなたは既にイシグロファンになっているでしょうから、重苦しい部分がほとんどであるこの作品もワクワクしながら読めるはずです。細部の描写も見事。「きっとイシグロさんは取材の為に長崎に行ったんだろうなあ」とバカみたいに思ってしまいました。

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