結果、とても良いポップダンスアルバムになっていると思う。
1stと比べるとギターがぐっと減り、シンセサイザーが大幅に増えた結果
ロック/パンキッシュなダンスアルバムから、ポップサイドに寄ったダンスアルバムへと変わった印象。
最初は正直、面食らった部分もあった。「ハワイアン・エアー」なんか
航空会社のPRビデオに使われてそうだし、
80年代ディスコポップ調の「ハーティング」では、シンプルなベース・ラインをダサく感じた。
でも、聴いていくうちに、その「ハーティング」がベース・ラインと共に頭から離れなくなっていた。
1つ1つの曲にフックが効いてて、何度か聴くうち、いつの間にかメロディーを覚えてしまう曲が多い。
このアルバムの魅力はそこだと思う。
彼ら特有の情熱的でロマンティックな要素も勿論健在。
心臓が脈打つようなビートから始まるロマンティックな「ブルー・カセット」、
フレンドリー流R&Bの「ショウ・ミー・ザ・ライツ」
ミュートされたギターをフックにアンダーワールドみたいなシンセが破裂する
「プル・ミー・バック・トゥ・アース」辺りを聴けばそれが分かって頂けると思う。
それは、このバンド以外では聴けないロマンティックな高揚だ。
そして、アルバムを締め括る「ヘルプレス」
このぐっとBPMを落とした美しいダンストラックの最後で
メンバーが曲を仕上げた後に行った、ビーチでの花火の音が使われている。
ここでの彼らは、やり遂げた解放感と喜びに満ちていて
ちょっとした「希望」を感じさせる。
あなたにも、彼らの待つビーチにたどり着いて一緒に帰還を祝って貰えたらと思う。