基本的には、「ドリームクラブ」というXbox360用恋愛シミュレーションゲームの、それもダウンロードコンテンツまで購入して楽しんだディープなファン向けのアイテムですが、1970年代〜1990年代の邦楽女性ボーカルが大好きな方にもお奨めできると思います。ゲームを遊んだことが無い方は全曲ショートバージョンがニコニコ動画の「D3Pチャンネル」で確認できますので、確認してから気に入れば購入されるのがよいかと思います。
反対にファン向けには、サウンドトラックとして、追加配信曲が全曲フルコーラス入っているということと、ボーナストラック2曲が収録されているというのがポイントでしょうね。
もともとゲームに収録されていた曲(こちらは
ドリームクラブボーカルアルバム「PURE SONGS @DREAM C CLUB」に収録)でもそうだったのですが、本作になってよりいっそう、「1970年代〜1990年代の邦楽女性ボーカルをオマージュする」方向性が強くなってきたように感じています。つまり女性アイドル全盛期〜JPOP黎明期の「ガールポップ」路線の再現です。
「sweet×2☆summer」は、誰が聞いても笑ってしまうくらい松田聖子ですし、「ステキなmagician☆」は永井真理子のテイストが感じられます。「イケないLipstick」はそうですね、ピンクレディーのテイストといったら良いでしょうか。
別にゲームそのものはそういったオマージュが目的かどうかは計り知れないし、ターゲットユーザーを30代〜40代に絞ったかどうかもわかりませんが、ともかく特定の世代の人を狙い撃ちにした楽曲であることは確かです。
オマージュはとかく物議をかもしがちですが、ゲームの中で「ホストガールにカラオケをリクエストすると歌ってもらえる曲」というコンセプトだから寛容になれるのかもしれません。この点は企画の勝利ではないでしょうか。
最後に、個人的にもっともお奨めな曲は「Timetraveler」です。わかりやすくてマニアックな曲調とセンチメンタルな歌詞の組み合わせで、抜群の破壊力です。