まず蛇足かもしれないが、類似作品としてよく名が挙げられるガンツについて。
内容は数人の老若男女が不意にある場所に飛ばされ、ある条件をクリアする事で
生きて現実世界に戻る事が出来るというもの。
青年誌は、性的な表現や残酷な表現がが描写される事が多いが、それはこの作品も例外ではなく、
少年ジャンプなら完全に規制に引っかかる表現が多用されている。
小中学生では、平然と読み飛ばす事は出来ないだろう。
そういった表現を極力押さえ、純粋なサスペンス&バトル作品として
まとめたものがPSYRENであると思っていただいていいだろう。
サスペンスの名を冠するに相応しい謎の要素や、少年ジャンプらしい
能力バトル要素も含まれていて、相当の良作であるといえる。
内容としても、2回目の『ゲーム』終了までが収録。
作者が意図してのことかはわからないが、1巻同様に切りのいいところで終わっていて小気味よい。
キャラクターのみにスポットを当てたような作品が蔓延する中、
この作品は全体のストーリーの考察が面白い、数少ない作品の一つである。