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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
狂っているのは・・・,
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レビュー対象商品: PSYCHE (プシュケ) (スクウェア・エニックス・ノベルズ) (単行本(ソフトカバー))
やれ評価が分かれる。やれ鬱。 そして瀬戸口氏復帰説。 私の食指が動くには十分でした。 実際読み終えた今残るのは、生ぬるく空虚で奇妙な読後感です。とても大衆向けとは思えません。 「瀬戸口さんの作品だ」といわれれば「確かにそうかも」と思わせるだけの独特の空気感はありますし、他の方のレビューにもあるとおり掛け値なしに文章の質は高いです。「psyche」というタイトルセンスも◎。 お話の内容は、家族を失った少年が冷静に狂ってゆく様を終始陰鬱な雰囲気で淡々と綴っているもので、好きな人にとっては良質なエンターテインメント。嫌いな人にはトコトン不快な気分を与えてくれることでしょう。(当然私は前者です。) 文章量の少なさもあってか、一見内容薄く投げっぱなしにも見えますが、耽美でクリアーな不透明さが感じられる、考察を重ねることで化けそうな可能性を持つ作品です。よって評価は暫定で4としました。 <余談> 表紙は冬目景さんですが、ハマリまくりですね。彼女の作品が好きな方にはお勧めできると思います。(注:絵は表紙のみです。) また、読んでいてふと「GreatGatsby」が頭を過ぎりました。過大評価かも知れませんが似ている部分もありますしね・・・。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
0点か100点の作品,
By livingdead (東京都江東区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: PSYCHE (プシュケ) (スクウェア・エニックス・ノベルズ) (単行本(ソフトカバー))
読む人を選ぶ作品です。陰鬱で独特の雰囲気を楽しめるのなら、最高の作品になります。例えるならライトノベル版色川武大。那須きのこが好きな人などにもお勧めできるかもしれません。物語のストーリーを楽しむのではなく、作品の持つ空気を楽しむ作品。個人的にはここ最近の中の白眉。「おもしろそうだ」と感じられたなら読んでみる価値はあると思います。
5つ星のうち 5.0
分かるなら大丈夫,
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レビュー対象商品: PSYCHE (プシュケ) (スクウェア・エニックス・ノベルズ) (単行本(ソフトカバー))
奇妙な環境にいて、そこでも自分なりに精一杯真面目に、誠実に生きていたいと思う。でも、それは上手くはいかない。 現実でもそうだし、唐辺葉介が書く世界でもそう。 個人的にはギリシャ神話のような印象を受ける。 私たちが生きるこの世界においても、星を繋げて名前を付けていた世界においても 人間はその愚かさによって不幸になる訳ではない。 その尊さや優しさによって抜けられない場所に迷い込む。 正しいと思っている事が、場所や時間によってまったく違う意味になる事を知っている人なら 唐辺葉介が書く文章に何かを見つけられると思う。
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