ファンタジー映画なので、ストーリーは荒唐無稽でオッケーだと思います。 脚本も面白かったです。
美術、セット、映像はとても美しく、衣装は華鎧がちょっと大げさだけど、他はとても素敵で、見ている人を楽しませ、イメージを膨らませてくれると思います。
俳優陣の演技も良かったです。
荒唐無稽な話だからこそ、演技力の無い俳優では一気にぶち壊しですが、
真田広之、チャン・ドンゴン、ニコラス・ツェー、ともに素晴らしく、
引きつけられました。
特に真田弘之と、刺客役のリウ・イエの演技が、印象に残っています。
セシリア・チャンは、「傾城」の美女にはちと役不足のように思います。
一目で男心を狂わせるファム・フェタールなので、もっと華やかなオーラのある人とか、哀愁を感じさせる人が良かったのでは。(若いころのコン・リーのように)
でも一番残念なのが、CGのセンスが無いこと。
深刻なシーンも、チャラチャラしたCGの使い方で笑えるシーンになっていたり・・
もうちょっと実写と上手くつながないと、これではまるでアニメだよっと突っ込みたくなる所が、何箇所もありました。
ロード・オブ・ザ・リングのような素晴らしいCGを見てしまうと、その差は歴然。
例えば、天下の美女役のセシリアのアップのシーンで、肌が荒れているのをそのまま写していたり(CGで修整すればいいのに)
ロード・・ではリブ・タイラーの肌は完璧に修整されていたので、そういうところに差を感じました。
全般的に素晴らしい出来だったので、星5つつけたい所ですが、残念です。
チェン・カイコー監督には、もっとCGを勉強して、優れたプロを雇って作って欲しかったな。