キャンプ用バーナーの進歩は止まらない。イータもその一つ。いくつかのバーナーで燃焼時間を計測し比較した。いずれも無風下で25度、500mLの水を各バーナーの付属容器を用いた。無い場合はEPI Climber's Cookerを用いた。イータはIwatani Primus T相当(ブタン・プロパン)を用いて1分00秒!Iwatani Primus R(ブタン)を用いて、1分40秒。イータとIwatani Primus T相当の組み合わせは圧倒的に早く1800kcal、公称燃費は140g/60分であり計算上は500mLを沸かすのに計算上2.3g使用したことになる。
よく比較される Jet Boilは専用カートリッジ(イソブタン・プロパン)を用いて2分00秒。1300kcal、公称燃費は100g/60分であり、同じく500mLを沸かすのに3.3g使用したことになる。ちなみに、20年前に購入したPrimus Back Packing Stove Trekker 2243は、Iwatani Primus T相当を用いて2分40秒。パワーブースターを用いて2分10秒。2700kcal、公称燃費は225g/60分であり、同様に7.5g消費したことになる。以上のようにイータは圧倒的に早いことが分かる。ちなみに都市ガスのコンロを使用した場合は4分かかった。
使用する燃料コストはイータとIwatani Primus T相当の組み合わせ時、約500円/230gのカートリッジを用いる場合500mLを一回沸かすのに必要な2.3gは5円程度。Jet Boilは360円/100gの割高な専用カートリッジを用いると500mLを一回沸かすのに必要な3.3gは12円程度。余りの割高なことに気付いたのか、最近モンベルは500円/230gの専用カートリッジを販売しだした。当然であろうがこれでも500mL一回分で7.5円程度になる。しかし残念ながらJet Boilの小型軽量のメリットがなくなる。ちなみにTrekker 2243では同16円程度となる。
一方、使い易さ、組み立て易さ、扱い易さという点から見ると、イータは明らかに大きくかさ張る。加えて板金加工が弱弱しく下手に力を加えると折れそうな気がする。組み立てには慣れが必要である。安全上は手袋着用が望ましい。これらはマイナス点です。一方、Jet Boilは苦労するほど小さくまとめられているが組み立てはワンタッチ。しかし容器は小さく付属容器は実使用500mLで基本的に1人用。
以上をまとめると、従来の高出力バーナーは燃費を犠牲にしているのに対してイータやJet Boilは構造的に高い燃費性能を有しており、イータは複数で迅速に調理するような場合、縦型Jet Boilは1人で迅速に調理するような場合に適しているように思います。なお、限られた条件下での比較であり計算違い等ありましたらご容赦ください。