「「6タイプ別 グズ、後回し、大慌て」の克服法」(斉藤勇立正大学教授)、「「実働半分、成果5倍」の法則30」(小宮一慶)が、売りなのだろうが、残念ながらどちらもおもしろくない。
前者は、自分や周りの人で当てはまるタイプが殆どないという珍しい特集である。後者は、正直新味がない。
むしろ、経営者などのコメントに含蓄が深いものがあったように思う。
・永守 日本電産社長
「賃金の一時0〜5%カット」を正月早々発表したが、実は、「正社員の雇用は守る。今回の賃下げ分は業績回復時のボーナスで補填する」という条件が付いている。
当社にとって雇用は「天守閣」。
日本の企業は残業体質に陥っている。生産性の低い人ほど長時間残業をしているので収入が多い、というのはおかしな話である。
・田川 JTB社長
下の人に任せる勇気があれば、時間はいくらでも生まれる。「副」の役割が形式化しているの組織はたいてい、上が働きすぎているはずだ。
下に任せれば、本来すべき上の仕事ができるのに、下に任せないため下の仕事までしてしまう。「忙しい」とこぼす上司は任せることができず、自分で首を絞めているのではないか。
・池谷祐二
糸井重里氏との対談(「海馬」)を読んだことがある。今は、東京大学大学院薬学系研究科准教授とのこと。
体は脳の支配下にあると思われがちですが、本当は逆で、カラダが主導権を握っています。「楽しいから笑う」のではなく、「笑うから楽しい」、「やる気が出たからやる」のではなく「やるからやる気が出る」のです。最近の研究で、体を動かさずとも、動いているという感覚(新幹線や飛行機での移動でも)があれば、脳が活性化することが分かっています。