決して年配の域ではないが白内障になり、両眼とも遠視寄りの眼内レンズにしたのが2年前。しかし術後に左右で度数の違いがでてしまい苦労していた中での待ちに待ったこの眼鏡。
+3.0(近視)では視界が湾曲するが、-4.5(遠視)では歪みがまったく感じられない。ガラスレンズとくらべれば不透明なのかもしれないが、プラスティックのシニアグラスを使ってきた身としては充分満足。デザインは一見して分かるとおり、外を歩くには躊躇うし、大柄で携帯するのは困難。しかし重みは感じられず、ノーズパッドも付いていて掛け心地は良い。
ダイヤルを付けっぱなしにして使うことを前提とした自分の場合は、まずは両眼の度数を自由に合わせられるのがなによりもありがたい。これで肩の痛みが減らなかったら理由は別のところにあるというもの。無論、使用は静的動作に限ってのことで、ベッドでiPhoneのムービーを見る時は3.0、デスクワークでは1.0、映画館の後部座席では-2、とこんな感じで、ダイヤルを回して日常生活の様々な場面に対応できる。特に映画鑑賞など対象物との距離が決まってるような場合は、このPOVが最適。まさにドンピシャの視界で楽しむことができた。左右の度合わせには字幕の映りを利用して、その後は気持ちよくストーリーに没頭することができた。ここ2年間に観てきた映画を全部観直したい気分。
シニアグラスをいつも3つ4つ持ち歩いて生活する苦労は、なった者にしか分からないだろう。
両目とも眼内レンズでありながら左右で度数の違う自分には、しばらくこの眼鏡の他は考えられない。
次期モデルのブラッシュアップがとても楽しみ。