コンビニにビニ本状態で並んでいた本誌を、思わず表紙買いしてしまいました。帰宅して表紙をよくよく見たら、「POPEYE特別編集」の小さな文字。本誌の編集ポリシーは、24ページのインタビュー記事にある塚田プロデューサーの言葉に集約されていると思います。
「成長するにつれて『仮面ライダー』を"卒業"してしまう人は多いですが・・(中略)・・ティーン世代の視聴者にも、ぜひもう一度『仮面ライダー』に帰ってきてほしいですね。」
恋とファッションに夢中の10代男女に、仮面ライダーを「クールな日本文化」として再認識してもらうための雑誌ですから、子供向けやマニア向けのライダー本とは一味も二味も違います。何せ見返しの広告がBEAMS、最初の記事が大泉撮影所付近のショップガイドなんですから(Hanakoかよ!)。その他の記事も「モード界騒然!仮面ライダーに見るファッション考察」など半分オフザケ半分まじめ、俳優さんへのインタビューがなぜかタメ口など、20年以上前にPOPEYEを愛読していたオジサン読者としては(当時はホットドッグプレスというライバル誌もありました)、「やっぱPOPEYEってこうだよなー」と、妙な感傷に浸ってしまいました。
見所としては充実の仮面ライダー情報もさることながら、それぞれ個性的なファッションに身を包んだ俳優さんたちの姿です。リーゼントじゃない福士くんはめちゃカッコイイし、「高岩成二x永徳モード3番勝負!」はシビレます。映画や音楽のコーナーでは「あれっ?」な存在の仮面ライダーGIRLSも、ここでは華麗に輝いています。星を一つ減らしたのは、仮面ライダーのアイデンティティーであり若者の憧れでもある「バイク」についても、ぜひ特集を組んで欲しかったからです。