途中退場とはいえ、最初から最後まで全体的にゲジヒトに焦点を置いて、完結させたことは好感が持てます。
しかし、裏設定や大げさな演出のせいで、話がこんがらがってしまった感は否めません。
ヘラクレスVSプルートゥの時のヘラクレスの映像は心裡攻撃で良かったのかな? ヘラクレスの会話から、彼の戦友がプルートゥではないかと思わせぶりな感じでしたが全然ちがいましたね。エプシロンの言うとおり、ヘラクレスは何を知っていたんだろう……
それと、ブラウ1589に付いての話がなかったことが非常に残念です。アトム、天馬博士、そして彼が起こした処刑……この過去話はゲジヒトとアトム、そしてブラウ1589の違いと比較のため、テーマ的にも絶対描くべきだったと思います。
不満だらけのレビューですが、読み直してみると冒頭でも述べましたが決して悪い作品ではありません。ラストは地味ですが……原作がある以上本筋を脱線するわけにも行かなかったとはいえ、浦沢氏のアレンジも良い感じです。浦沢氏にはプルートゥゼロみたいな外伝を描いて欲しいと思います。