冨田勲のアルバム『DAWN CHORUS』に収められた“ドーン・コーラス(暁の合唱)”が鳥の囀りのような音で収録されていたのに比べ、本アルバムでは比較にならないほどダイナミックな音で聴かれる。
この暁の合唱は、8月初めに浅間山麓で収録されたもので、他の電波の干渉やノイズを丁寧に除いてアルバムに収められた(トラック1,7,8)。
少し大きめの音量で聴くと、耳に刺さるほどエネルギッシュ。
本間千也によるトランペット(トラック2,7,8)の美音はたまらない。
トランペットを吹く息に全く乱れが感じられず、音が極めて滑らかに伸びそして消えてゆく。
原曲であるホルストの『惑星』の聴きどころである「木星」はトラック6と7に分けられ、トラック7では暁の合唱に続いて「木星」の原曲ではホルンが奏でるパートをトランペットが歌い上げる。
先に発売された『PLANETS Ultimate Edition』とは異なり天王星と海王星が省かれているものの、トラック2とトランペットの追加だけでも本アルバムは素晴らしい出来。
それでも贅沢を言わせてもらって、天王星と海王星が収録されていればとの思いから、敢えて☆4つ。