PICによる赤外線コントロールに特化した工作本は珍しく、より専門的内容が
盛りだくさんかと期待して購入。ちょっと期待ハズレ。でも良本でしょう。
内容は38kHz変調の例の赤外線モジュールをPICで制御する工作例示。
内容151ページで2310円(ページ単価=15.4円)
例示内容は1)遠隔制御、2)放射と反射受信を利用した衝突回避や方向制御
の2つ利用原理形態だけ。PIC+赤外線と言えばこれぐらいしか無いのかも
知れないが、赤外線利用に特化した本なので、もう1つ2つ程、利用原理の
事例が欲しかったなぁ、という感想。具体的工作内容は
1)電球点滅の遠隔制御、2)簡易ロボット衝突回避制御、3)自走車の2例、
4)有線リモコンおもちゃの赤外線操縦改造の2例、5)モータの遠隔制御
良い点としては、
SSR、モータドライブIC、センサー、特殊半導体素子、特殊部品の説明が
実用レベルで過不足無く、うまく説明されている。
部品配置図・配線図が大きく図示されていて、入門工作者には便利。
制御プログラムはフローチャートも詳細記述されている。
プログラムはCCS−Cコンパイラで書かれている。Cが分かれば読めば分かる。
アセンブラの紹介は無いので、PICの中身自体の説明は簡略化されている。
利用PICは「16f84」のみ。2007年出版本の割にPICライタは秋月の
PICプラグラマキットVer3(なんとRevC)なので、執筆はかなり古い?
入門書としては良書かな。
PICによる赤外線モジュールの使い方なら、
8ピンPICマイコンではじめる 作る、できる 電子工作入門にも詳しく出ている。勿論、それ以外の工作実例もいっぱい。さすが後閑さん。
内容242ページ、2710円(ページ単価=11.2円)