2ちゃん語やアスキーアートを駆使しながらフランクに解説をするという本。ひろゆき氏推薦だそうです。
PHP+MySQLの入門書を終えたレベルなら読めると思います。
著者も書いていますが、実用的なECサイトをつくるための本ではなく、
ECサイトの仕組みを大まかに理解したい人にお勧めです。
しかし、この本にはいくつか大きな欠点があります。
・この本だけでは動くサイトを作れない
この本はAmazonを参考に試行錯誤しながらプログラムを作っていくという形で構成されています。
そのため不具合が見つかるとそのたびDB(データベース)の設計を変えているうえ、
肝心のDBの変更点が記述されていないので、途中からDBの構造が不明になります。
一つ例を挙げると、139p
「Amazon様は会社で(〜中略〜)なんて気づいちゃったので、データベースに保存するよう作り直しです。
データベース構造の記事も追加しなければなりません。ぎゃふん。」
と書かれていますが、実際記事は追加されていません。
DBの設計だけでなく、必要なファイルのコードもいくつか抜け落ちています。
・スクリプトのバグが異常に多い
誤字のレベルから、関数の間違い、動作環境による不具合、などいろんなバリエーションのバグが存在します。
著者の「コピペ指向プログラム」はバグを含むスクリプトを多くコピペしてしまうと言う形で裏目に出ているようです。
決済システムの不具合は実用的にも問題ありです。
・ダウンロードしたサンプルコードも間違っている
頼みの綱はこの本のデモサイトのサンプルコードだけです。
間違ったコードはそのままですが、記述されていないファイルの補完はこれでするしかありません。
DBの構造もSQLに書いてありますが、本の記述とは大幅に違うので訂正が必要です。
著者はサイトや2ちゃんで上記の問題点の指摘を受けていますが、まだ改善されていません(2008年1月20日現在)