無数の輝きにも似た多彩な音色。
さらに遠いところにまで手を伸ばしたような唄歌が印象的です。
作詞は全て美雨氏によるもの。ボーカルが前面に押し出された曲作り。
優しいメロディー、ビートの効いたリズム。すべてが念入りに作られ、スマートというほかはありません。
プロデューサーは「The Shanghai Restoration Project」(上海維新計画)を主催するデイブ・リアン氏。(身近な例えでいえば明治維新のようなも想像すればよいのかな?)
作曲のほぼ全てを手がけています。
かつての東と西の融合である1930年代の上海のジャズバンドにインスピレーションを受けて
新感覚のエキゾチック・サウンド、東洋音楽と西洋のヒップホップ/ジャズ/エレクトロニカをミックスした音楽。(ホームページから抜粋。)
等々、iTunesのエレクトロニック部門などでも名前を馳せ、こちらで知られた方も多いようです。
デイブ・リアン氏の参加により、旧アルバムとも異なる新しい音作りはただただ新鮮です。
付属のDVDをディレクションするのは森本千絵さん。
SONYキャンペーン"dot film"ではユーモラスで躍動感のあるCMを提供し、楽しませてくれましたがそれに通じる仕上がり。
キュートな映像が見所です。
ファントムガール、高く伸びる歌声も、遠くまで駆け出した音も、強く活きて奏でられます。
背筋を真っ直ぐにして歩き始め、走り出したくなる。そんな気持ちにさせる音楽です。