初版は1996年。10年以上昔の内容なので、役に部分も多い本ですが、
「II:暗号の歴史と政策」、「III:PGPの歴史」などは、今読んでも面白い内容です。
黎明期の雰囲気が描かれていて、読み物として電車の中で読んでも面白い内容です。
「I-2章:暗号の基礎」のように、時代を経ても変わっていない内容もあります。
学術書というより、歴史を振り返りつつ基礎を学ぶ材料としてはお勧めです。
後ろのほうにある実践編とも言える部分、「PGPの入手」、「PCへのインストール」など
の部分は、10年前のソフトが前提ですのでさすがに使えません。
しかし、後半が使えなくても、中古なら2,100円程度なのでお買い得です。雑誌で
「暗号化入門」とか「電子メールのセキュリティー」といった類の特集記事を読みあさる
よりためになります。