Optio RZ10からの買い替えで、量販店にて購入です。
なかなか使い勝手が良いカメラだと感じまして、実際の購入に当たって参考になれば幸甚と思い立ち、レビューする事に致しました。
一眼レフやリコーのGXRなども所有しておりますが、何分素人の域を出ないスキルの持ち主です。拙い表現はお許しいただきたく存じます。
このカメラでの主な用途は、屋外レジャー時に一眼やGXRを持ち出せない場面でのスナップ用です。
【デザイン・サイズ】
前機種RZ10がライムグリーンだった事もあり、遊び心を持つデザインやカラーを意識して色々検索したところ、ネットで見たオレンジ色の強烈な印象が決め手となり当機種に食指が動きました。
店頭へ実機確認に行ってみると、画面上で見た明るい橙色ではなく渋いメタリック系の塗色。想像とは違ったものの、これはこれでとても素敵な製品だと思ったのですが……隣に展示してあった黒ボディが何故かライカの様な機能的な美しい形に見えてしまいまして、結局黒を購入致しました。
他の方がレビューされておられるように、筐体はプラスチック丸出しで手触りも見た目の通り、と言った感じです。しかし、むしろこれが良い方向に働いているのではないかと思います。
滑らない、軽い、汚れてもすぐに拭き取れる。
軽さには本当に驚かされました。最近のコンデジの中ではやや大振りと思われるサイズですが、手にすると「あれ?」と拍子抜けする程です。これで35mm換算25〜450mmズーム搭載だなんて、凄い。
更に、モニター側の右手の親指が当たる部分と筐体前面に滑り止め加工が施してあり、厚めのサイズやプラスチック材質のざらざら感も相まってホールド感は良好です。
また、当機種も含めた特定の機種においてフラッシュの位置が右手の人差し指に掛かってしまうという感想が散見されますが、これは慣れの問題かと思います。私はさほど気になりません。もちろん人それぞれですから、あくまで個人の主観ですが。
ただ、その大振りなボディサイズ故に収納ケースに困りました。お洒落な専用サイズの物もネットで見つけましたがそれなりに高価ですし、安価な汎用品だと好みと合う丁度良い物が見当たらず。結局、電器量販店を廻って汎用品を見つけましたが、是非、純正のカメラケースが欲しいところです。
【画質】
前モデルRZ10と比べると、見たままの景色に近い鮮明な画像になった気がします。フレアーも出にくくなったと感じます。
オートで撮影した際のホワイトバランスも、室内フラッシュ無し撮影では若干緑っぽい発色になる気もしますが、全体的にあまりクセを感じない素直なものです。
逆光時の縦縞の発生は、CCD素子のカメラの宿命と伺いましたので仕方が無いと思っています。
高感度撮影については、室内での撮影においてIS0400辺りから画像の荒れを感じてしまいます。私はあまりフラッシュ撮影を行わない事もお断りしておきますが、試行錯誤の上、最高感度をISO200に設定して常用しています。
ただし、この値段で25〜450mmというとてつもない範囲の画角を選択できて、いざとなれば高感度でも撮影可能という万能選手的なカメラと考えれば、充分な画質と思います。
特筆すべきは、手振れ補正機能の恩恵です。最大望遠端での手持ち撮影でも、しっかりと構えれば充分に鑑賞に堪える画像を叩き出してくれます。これは、このモデル最大の武器ではないでしょうか。
【基本機能】
起動は早く、操作性につきましてもPENTAX機伝統と言った感じのわかりやすいもので、直感的に操作できます。
グリーンボタンに露出補正やホワイトバランスを設定できる事も、撮影を楽しみたい方には重宝する機能だと思います。動画を多用する方は、同ボタンに動画モードへの切り替えを割り振れます。
感度をAUTOにした際に最高感度を設定できるのも便利です。常用以外の高感度にしたい場合、前述のグリーンボタンからすぐに設定できますし。
ただ、シャッターボタンのチープさが気になります。カチっと来ないと言うか、ズームレバー周辺も含めた剛性不足と言いますか……ピント合わせ時の半押し加減がしっくり来ないのです。この点のみ、非常に残念に思います。
【背面モニタ】
これはスペックに記載してある通り、明らかにRZ10より進化しています。もっと高画質な機種もありますが、3インチサイズに拡大されましたし必要充分な解像度です。
【バッテリー】
同じ電池を使用できるCX4やPXとの比較では、若干消耗が早い気が致します。200枚弱の撮影で一目盛り減りました。しかし、ついズームを多用しがちですし、電池の消耗が大きいCCD素子搭載のカメラですから、許容範囲だと思います。
旅行などにお出かけの際は予備電池が必要かもしれません。
【総評】
前作RZ10の特徴の一つだった1cmマクロこそ無くなりましたが(当機種のスーパーマクロでの最短撮影距離は4cm)、それを補って余りある高性能な機種です。
画像も及第点、軽量でグリップも抜群、何より450mmズームでの手持ち撮影は楽しいの一言。
外観、特に黒モデルではその質感に不満の方も居られましょうが、性能優先の思い切った製品だと考えると、私は好感すら持てました。
このクラスの機種全体に言える事ですが、画素数などのスペックによる過度な期待は禁物と思います。されどこのRZ18は、現在の販売価格とのコストパフォーマンスが非常に高く、充分に日常使いに活躍できる良機種ではないでしょうか。